私は3月になり誕生日を迎えた。大切なその日に親しい友人とドライブをしレストランに入った。広いレストランは居心地が良かったが、すぐ横の椅子に中年女性2人組が腰掛けると友人と2人の小上がりの空間の居心地がいささか悪くなってしまった。2人の中年女性は私達を気に掛けている様子であったがあまり取り合いたくなかったので、塩ラーメンを食べ終わったところで熱の入った会話を繰り広げる2人組をかわしてレストランを出た。建物の外に出ると3月の北海道はとても寒くすぐに車に乗り込んだ。様似方面から浦河町に向かう途中、左側に海が広がっていた。小学生の頃、海外旅行をし広大なサンゴ礁が広がり熱帯魚が泳ぐ海を海水パンツにゴーグル、シュノーケルと足ひれを付けて泳いだ事がある。大人になった今でも海を見ると泳ぎたい衝動に駆られる。とても泳げる気温ではなかったが車から見る海の美しさは私にとって魅力的で仕方なかった。震えるくらい寒かったが波打ち際を歩いたりするのは悪くない。友人に「海に寄って行きませんか?」と尋ねると快く了解してくれた。友人を車に残し一人、波打ち際を歩いた。空と海との境界線はくっきりと水平線として映し出され、見渡す限りに広がる海は私を高揚させた。堤防を歩きながら、夏に来る機会があれば自由に泳ぎ回ろうと思い、その事が楽しみで仕方なくなった。車に戻ると友人は運転座席のシートを倒して横になっていたが私が車のドアを開けたのを確認すると自分のシートを元の位置に戻した。私は小学生の頃、スイミングスクールに通っていた。小学校3、4年生の頃の土曜日の夕方に毎週通った。小学生コースの中で私は先頭を泳いでいた。コースの中で一番速い人が先頭を泳ぐ事になっていた。
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