化学の「新研究」と「新演習」は無理と分かると楽

べてるな日々

いちご作業の時に、22歳の実習で来ている女子大生と話をした。「警察に就職するのも考えたんですけど、警察学校に通うのが大変そうだったんで、辞めました。児童相談所で働けたら良いなと思っています」39歳とかになって、「ここは何処?私は誰?」みたいになった時も、「一回、警察学校に行って、学んだな」という事が、良い思い出になるかもしれない。でも、私もそうであったが、厳しすぎる道を選ぶ必要はない気がする。現役で合格した私立大学の歯学部に通えば良かったと、今、思う。分子生物学の研究をして、成功するなんて無理に決まっていた。「歯科医院を継げば良いだろ」という、家族や親戚の思いを裏切ってしまった。私が高校3年生であったのが2001年であったから、ヒトゲノム計画が終了した2003年と時期が同じで、「アルツハイマー病や鎌形赤血球貧血症等の遺伝子疾患は治る時代へ」という謳い文句の本を熟読していて、国公立大学の医学部医学科は難し過ぎるから、理学部生物化学科に行こうという事になって、出来る事なら、東京大学が一番良いのではないだろうかという事であった。別に、名古屋大学理学部生命理学科でも十分だから、受験したのは名大理学部だが、この手の精神疾患の前駆期みたいなのは、精神的安定を奪い去ってしまう。代々木ゼミナール名古屋校のスケジュールが、月曜日と火曜日は午前9時から午後8時20分まで授業があって、空いているのは1コマで、空いていた5限は名古屋駅をうろうろしたりもしたが、1限から4限までと6限が埋まっていて、1限が1時間30分だから、月曜日と火曜日は授業だけで、7時間30分もあるという大変さであった。生活倉庫で服を買ったり、ゲームセンターに行ったりするのとか、吉野家の牛丼を食べる事が楽しみであったりした。月曜日の6限の東大・京大化学問題演習とか、火曜日の6限の東大・京大物理問題演習は、もう朝から勉強しているから極限状態であった。土曜日のハイレベル化学2コマがレベル的に適当であって、東大・京大化学問題演習は1学期が有機化学で、2学期・3学期が理論化学・無機化学で、ハイレベル化学とか、普通は理論・無機・有機の順でやるから、順番が逆で意味が分からなかった。だから、そっちに行くより、私立大学の歯学部でキャンパスライフの方が良かった。そういう事を、向谷地生良さんとか早坂潔さんは分かるんだろうか。アマゾンで売っているが、化学の「新研究」とか「新演習」ってのは、「違うな」と分からなければいけなかった。東京大学の2次試験の化学で得点するには、この2冊をやる必要がある。中学校時代から、「数学・物理・化学の勉強が好き」な人達が、名古屋市には鉄緑会がないから、それに準じた塾で、数学・物理・化学の勉強に燃えた結果、東大・京大に受かるという感じだから、スポーツ三昧の私は、私立の歯学部が実力相応であった。大人になってから、藤田医科大学医学部か愛知医科大学医学部が、ベストチョイスであった事を痛感した。東京医科大学医学部とかに行くと、新宿でやられて、中退とかがあるから、やられた時に、実家から通える医学部がベストであった、とか分かって来るのである。今、22歳の女子大生とスタバで喋ったら、「犯罪ー」とか言われるのは分かっている。現実感覚が分からない事に泣けるという点はある。「ないな」と分かっていれば、楽である。べてるでの学びとか言う人も居るが、ミスターべてるの早坂潔さんあたりは、その辺りの事を理解していて、ミスターべてるを名乗っているはずである。

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